★トミカタウンとは
トミカタウンはトミカの縮尺に準拠した情景的なおもちゃのことで、トミカと同様にタカラトミー(以前はトミー)から発売されています。

フランスのミニカーメーカーのマジョレットの情景商品である「マジョキット」からインスパイヤーされたとも言われていて、それまで販売されていた「トミカラマ」や「トミカメイト」といった商品を元に本格的な情景商品として登場したのが「トミカタウン」です(さらに昔は「トミカのまち」というのもありました)。

1987年に登場したトミカタウンは2008年、2017年と規格を変えつつも現在に至っています。

また、「B/Oトミカ」「モータートミカ」「プラロード」といったシリーズにも、トミカタウンに似たような情景商品が登場しています。

実在する企業の店舗などが製品化されているのも特徴の一つです。

★初代(1987年~)
主に建物、歩道、木、街頭、ガードレール、標識などで構成され、トミカのサイズに則した人形も付属していました。

後に「つながる道路」が商品化されると「トミカのジオラマ版」としての地位を確立し、「トミカラマ」や「トミカメイト」の頃のような「単発のおもちゃ」という印象から大きく脱却します。

また、建物の長さ(歩道を除く)はプラレールの直線レールの長さと同一に、歩道の長さは1/2直線レールの長さと同一に作られており、そこから既存のトミカやプラレールを巻き込むトミー(現:タカラトミー)の販売戦略を読み取ることができます。

★2代目(2008年~)
なぜかトミカタウン20周年の年ではなくその翌年に登場。

初代との変更点は以下の通りです。

〇外観の見た目が初代より低年齢化。
〇駐車スペースにシューター機能が追加。
〇ベースと建物とシューターが分離可能。
〇プラレールに完全準拠。

建物部分は安全面が考慮されたのか丸みを帯びたデザインになり、パーツが分離できるようになったことで配置の自由度が向上。

また、建物の高さがプラレールの高架化に対応した他、歩道の長さだけでなく幅も1/4直線レールの長さと同一になったことで、よりプラレールへの歩み寄りが図られました。

同時に初代時代の人形は廃止されてプラレールの人形「プラキッズ」が付属するようになり、歩道などにはプラキッズを自立させるための突起が設けられました。

ちなみに、木、街頭、ガードレール、標識に関しては初代を踏襲している他、歩道に関してもジョイント部分に互換性があるため、2代目の歩道パーツが単品で販売されるようになってからは初代と2代目を同時にジオラマに組み込むことが可能でした。

★3代目(2017年~)
トミカタウン30周年の年に登場。

名前を「トミカタウンビルドシティ」と称し、初代や2代目をほとんど踏襲しない規格となりました。

特徴としては、

〇外観の見た目がさらに低年齢化。
〇基本的にボックス、看板、プレートで建物を構成。
〇多数の穴やくぼみが設けられ、配置がより自由化。
〇初代や2代目とはプレートの大きさ以外共通点が無く、互換性はほぼなし。

基本的にプラスチックのボックスにシールや紙製のパーツを用いることで建物の差別化が図られる仕様で、積み木やブロックのような遊び方がメインとなりました。

「トミカタウンビルドシティ」については今後改めて記事にしたいと思っています。